米オハイオ州の殺人犯が逃亡先のメキシコで警察官になっていた!
2004年12月、米オハイオ州ハミルトンのバーで口論の相手を銃で射殺して逃亡し、殺人などの容疑で指名手配されていた男が先日、メキシコで身柄を拘束された。なんと地元の警察官として勤務していたというからビックリ仰天だ。
今月1日、米国に送還されたのはアントニオ・リアーノ容疑者(72=写真はバトラー郡保安官事務所のHPから)。
逮捕のきっかけになったのは、なんとFacebook。バトラー郡検察局のポール・ニュートンさんがコンピューターなどで捜索したところ、リアーノのFacebookを発見したのだ。
そして驚いたことにリアーノは、メキシコ・オアハカ州のザポティトラン・パルマス警察署で警察官として勤務していた。
容疑者を見つけた時に「信じられない、ここにヤツがいる!」と目を疑ったというニュートンさんは、「少し白髪になって老けていましたが、間違いなくリアーノでした」と語った。
通報を受けたメキシコ連邦警察がリアーノを逮捕したのが今年4月。その後、米司法省、米領事館、それにメキシコ政府が容疑者引き渡しの手続きを行っていた。
それにしても、よりによってなぜ警察官に? リアーノは「メキシコの人々の助けになりたかったからだ」などと冗談のような供述をしているそうだ。