福井県立図書館(福井市)緑の庭園や開放的な空間で読書が楽しめる

公開日: 更新日:

 コンセプトは「緑の中の庭園図書館」。

 7万平方メートルもある広大な敷地は芝生に覆われ、まるで庭園のよう。周囲にはケヤキ、アラカシ、ヤマモミジ、ノムラモミジ、ナンキンハゼなどの落葉樹や常緑樹が植えられていて、四季の移ろいを感じながら、冬でも緑を満喫できる。建物の周辺には水辺もある、そんな庭園の中央に鎮座するのが今回の福井県立図書館だ。

 建物は図書館、文書館、ふるさと文学館の3館からなり、中央には中庭、ふるさと文学館と図書館の間にはテラスがある。

「テラスや中庭にはベンチやテーブル席がありますので、陽気の良い季節には、開放感のある空間で読書を楽しんでいただくこともできます」とは副館長の高村美由紀さん。

 設計は幕張メッセや六本木ヒルズなども手掛けた建築家の槇文彦氏。開架エリアや閲覧スペースなど来館者が利用するのは1階のワンフロアで、天井の高さは7メートル。床から天井と、天井を支える柱の上はガラス張りになっている。

「晴れた日は日差しが館内に入りますし、明るく開放的な空間になっています。本棚と本棚の間の通路は、車椅子がスレ違うのに十分な幅を取ってありますので、ゆったりと本を探していただけると思います。庭園に面したソファで本を読みながら景色を楽しんだり、文学、人文科学、自然科学、社会科学に分かれた一般資料コーナーの窓側には閲覧席がありますので、読書をしたり勉強したり……フリーWi-Fiも利用できます」(高村さん)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    兵庫県知事選「頑張れ、斎藤元彦!」続出の異常事態…まさかの再選なら県政はカオス確実

  2. 2

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  3. 3

    斎藤元彦氏猛追の兵庫県知事選はデマと憶測が飛び交う異常な選挙戦…「パワハラは捏造」の陰謀論が急拡散

  4. 4

    シニア初心者向け「日帰り登山&温泉」コース5選 「温泉百名山」の著者が楽しみ方を伝授

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  3. 8

    異様な兵庫県知事選の実態…斎藤元彦氏の疑惑「パワハラは捏造」の臆測が急拡散

  4. 9

    誰かがタレ込んだ? 国民民主党・玉木代表と元グラドルの密会不倫報道を巡る「新たな陰謀説」浮上

  5. 10

    「資格確認書」利用で窓口負担増の“ペナルティー”を政府検討 露骨な格差に識者も怒り露わに会員限定記事

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇