石破茂総理誕生で「愛子天皇」前進か…国民の9割が賛成も女系天皇の皇位継承に大反対の壁

公開日: 更新日:

 皇族数減少に強い危機感を持ちながらも、先送りされてきた皇位継承問題に一石を投じる動きが見られた。13日、自民党総裁選の9人の立候補者による共同記者会見で論点になったのが、安定的な皇位継承について。全員が伝統的な男系男子による継承の重要性に言及したもの、石破茂元幹事長(67)が皇室典範で認められていない女系天皇を選択肢から排除しない考えを示したと報じられている。
 
 次の自民党総裁に最も相応しい候補として、朝日新聞が14、15日に行った全国世論調査で、石破氏は首位(26%)に。さらに、読売新聞の自民党員・党友と国会議員への調査では、石破氏と高市早苗経済安全保障相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の3人が競り合っている状況だ。
 
 現在、皇位継承1位は秋篠宮さまで、2位が長男の悠仁さまだが、総理の座に近いとされる石破氏が、女系天皇の可能性を排除すべきでないとしている理由は何か。

「石破さんはあくまで、悠仁さままでの皇位継承は不変で男系継承は当然としています。そのうえで、『いかにして国民統合の象徴の皇室をお守りしていくかだ』と、将来の皇室の存続危機を念頭に置いたものであって、女系天皇に積極的な訳ではないとしています。しかし、保守政党の次期総裁候補がここまで踏み込んだのは画期的と言えるでしょう。女系天皇に言及した石破さんが首相になったら、世論に押されて女性天皇についても言い出しかねない」(週刊誌記者)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  2. 2

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 3

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  4. 4

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 5

    「2025年7月」に大災難…本当にやってくる? “予言漫画”が80万部突破の大ベストセラーになったわけ

  1. 6

    兵庫県職員新規採用「辞退率46%」の異常事態…知事のパワハラ疑惑が原因なのか?昨年は25.5%

  2. 7

    (4)多くの農家が潰れるから企業参入促進というおかしさ 間違った「議論の前提」が稲作を崩壊させる

  3. 8

    昭恵夫人に一私人らしからぬカネと力が… 安倍元首相の政治資金「2億4000万円」を“抜け道相続”していた

  4. 9

    「世界大学ランキング日本版」5回連続首位・東北大学の海外留学生重視と一般入試を止める日

  5. 10

    「すき家」はネズミ混入ショックで一時閉店も…“牛丼離れ”できない庶民生活のリアル

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」