高市早苗「自民裏金議員」応援行脚の狙い…永田町では「なぜわざわざ行くの?」と物議
裏金議員をかき集めて、のし上がるつもりか。27日投開票の衆院選で、「安倍後継」を自称する高市早苗・前経済安保相が裏金議員の支援にご執心だ。選挙戦2日目だった16日は、新潟2区から出馬している細田健一、同5区の高鳥修一、長野1区の若林健太3氏の応援に駆け付けた。いずれも旧安倍派所属の裏金議員。特に細田候補は今回、非公認という扱いになっただけに、永田町では「高市さんはなぜわざわざ応援しに行くのか」と物議を醸している。
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細田は16日、JR燕三条駅付近のホテルで決起集会を開催。会場には500人超の支援者が詰めかけた。
応援弁士として駆け付けた高市は「新潟県を強く豊かにできるのは細田さんだ」などと熱っぽく演説。聴衆は拍手喝采だったが、高市には思惑があるようだ。
「細田さんは先の総裁選で、1回目の投票では小林鷹之元経済安保相に投票しましたが、決選投票では高市さん支援に回った。高鳥さんと若林さんは共に高市さんの推薦人。高市さんとしては、総裁選での支援の“お礼”で応援に入った形です。一方、彼らが当選した暁には『“高市派”として結束を求めるのでは』と囁かれています。石破新総裁が衆院選で惨敗することを想定し、来年の参院選までに高市さんを中心にして『石破降ろし』を起こすつもりではないか、とみられているのです」(官邸事情通)