斎藤元彦氏に女帝・小池都知事と酷似する“盛り癖”…兵庫県知事選で「公約達成98%」のガセ情報拡散
ミスリードするような言い回し
都知事選告示の前日(6月19日)に行われた日本記者クラブ主催の共同記者会見。
小池知事は2期8年で掲げた政策目標164項目のうちコロナ禍で着手できなかった項目を除き、「139項目を達成しております」と胸を張った。言葉通り受け止めれば「達成率90%」だが、実際は「達成」ではなかった。
都の資料には〈9割以上の139項目で順調に推移〉とあり、正確には政策目標の9割が「順調に推移している」ということ。小池知事は同じ会見の場で「政策目標の約9割は達成、そしてまた推進してまいりました」と、聞く側をミスリードする言い回しも使っていた。
斎藤知事が小池知事の手法をパクったのではないにせよ、どちらも正確性を脇に置いて“盛っている”点では同じ穴のムジナだ。
ちなみに1日、日本維新の会の新代表に選ばれた大阪府の吉村知事も“盛り癖”がある。大阪・関西万博の目玉だった空飛ぶクルマについて「普通の人が自転車に乗るみたいに、空飛ぶクルマに乗ってぐるぐる回っているのを、万博でやります」と大風呂敷を広げたが、最終的に商用運航を断念。来場者を乗せないデモ飛行での運用に追い込まれた。
初めから盛らなきゃいいのに。
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斎藤氏の代理人弁護士・奥見司氏の2時間に及ぶ会見は記者との異様なやり取りが繰り広げられた。●関連記事『【もっと読む】斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”』で詳報する。