20代女子「ホテル暮らし」は4年目に…“自炊ゼロ”で気になる食生活と健康状態、年間住居費は?
食費は単身者平均4万2000円より高いが……
ホテル代に次いで関心が高いのが、食事について。
365日のうち、帰省などを除いてほぼ“自炊ゼロ”が続いているイワタさんは、毎日何を食べているのか。3食とも中食か外食のため、自炊派より食費は当然かさむはず。イワタさんの収入は同年代の平均的な会社員と変わらないという中で、どうやりくりしているのか。外食中心の食生活で健康は維持できているのか。
「朝はほとんどコンビニで買ったもので済ませています。おにぎりやスープ、フルーツなどで、パンやパスタなど小麦製品は控えるようにしています。勤務中は移動していることが多いので、昼はコンビニか外食です。麺類が好きなので最も多いのがお蕎麦屋さんで、月1回だけ大好きな博多ラーメンを食べてもOKにしています。最近は『十割蕎麦 嵯峨谷』というチェーンがお気に入りで、見つけたらつい入ってしまいます」(イワタさん)
仕事柄、夜は会食などもあるため、ほとんどが外食だという。
「居酒屋に行くことは少ないですが、外食するなら大好きな和食を中心にお蕎麦や魚メインのお店や定食屋、少し贅沢するときはとんかつ屋、焼肉屋などに行きます。一人の場合は軽く済ませることがほとんどです。お酒は基本飲まないので、たまにお付き合いで梅酒を少し飲む程度で、ほとんどノンアルです。賃貸時代は自炊をしていましたが、材料が余ってもったいないからつい作り過ぎ、食べ過ぎのこともしばしばでしたが、ホテル暮らしだとそういったこともありません。自炊をしないと不健康だと思われがちですが、外のものでも気をつけてチョイスしていれば、意外と健康的に過ごせると実感しています」(イワタさん)
食費は、平日が1日平均約3000円で、1カ月8万円を少しオーバーする程度だ。総務省統計局の家計調査によると、単身世帯の1カ月の食費は4万2049円で、それと比較するとだいぶ高い印象。ただ、固定費(保険料、通信料、水道光熱費など)が賃料(宿泊費)に含まれている上に、トイレットペーパーやシャンプー、ゴミ袋など日用消耗品の代金がかからないことを考えると、むしろお得だという。
健康診断の結果も正常そのもので、体重や体脂肪の増減などもなく、BMIは19を維持しているとのこと。
「定期的にホテルの近所をランニングするなど、運動も適度にしています。それとサウナが趣味になって代謝が良くなったのか、肌荒れが少なくなりました。ファンデーションはしないで済んでいます」(イワタさん)
結婚などのライフイベントを迎える際は、ホテル暮らしを卒業することも考えているものの、今のところ、モノを持たない身軽さ、快適さを覚えたことや、通勤時間と無縁になったことで自分の時間を持てるようになったことから、当分、今の暮らしをやめることはないと話す。
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