20代女子「ホテル暮らし」は4年目に…“自炊ゼロ”で気になる食生活と健康状態、年間住居費は?
20代会社員のイワタリサさんが転職を機に、2021年12月からスタートさせたホテル暮らしは、昨年末で丸3年が経過した。
だが、コロナ禍で安く設定されていたホテル料金も、“ボーナスタイム”はとっくに終了。急激な円安とインバウンド復活で観光業が活況を取り戻し、料金は軒並み高騰している。その上、予約がしづらい状況に苦戦しながらも、イワタさんのホテル暮らしは4年目に突入した――。
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今やホテル暮らしのベテランとなったイワタさんだが、多くの人から「住民票はどこに置いている?」「年間いくらかかるの?」「洋服や家財道具などの荷物は?」「食事はどうしてるの。食費は?」といった質問を受けることが相変わらず多いという。
まず気になるのが、1年間の住居費(ホテル代)。
昨年は135万6060円(月平均11万3005円)で、一昨年の23年(141万3300円)より4%強削減できていて、22年(135万3640円)とほぼ同額に。1泊あたり3800円弱の計算になるが、これには電気、ガス、水道、Wi-Fiなどの使用料、シャンプー、ボディーソープ、トイレットペーパー、ドライヤー、タオルやリネンなどの備品類、ホテルによっては一部コーヒーやお茶などの飲料やサウナ料金も含まれている。
なぜ、コロナ禍並みに金額が抑えられたのか。
「観光地や都心のホテルは料金がかなり高騰しているだけでなく、予約が取りづらい状況が続いていたので、途中、やや郊外にあるマンスリーマンションを挟みながら、安く宿泊できるタイミングで都心にある客室数の多いホテルに長く投宿することで金額が抑えられました」(イワタさん)
それでも、予算に見合う宿泊先がなかなか見つけられず、予約も取りづらい中で、賃貸に気持ちが揺らぎかけたときもあったという。