米バージニアの11歳少女が習ったばかりのCPR(心肺蘇生法)で父親を救う!
11歳の少女が習ったばかりのCPR(心肺蘇生法)で父親の命を救い、改めてCPRの重要性に注目が集まっている。
米バージニア州バージニアビーチに住むベイダ・カラワンさん(写真左=NPO「センターラ・ヘルスケア」のフェイスブックから)は昨年11月、ガールスカウトの集会でCPRの訓練を受けた。その時は、その知識がすぐに役立つとは、夢にも思っていなかったが……。
11日後の11月23日、父親のクリントン・カラワンさん(同右)が突然心停止を起こし、ベイダさんの目の前で倒れてしまった。しかしベイダさんは冷静に対応し、911番に緊急通報。
「パパが後ろに倒れました。息ができずに苦しんでいます」
そして救助隊員が駆けつけるまで約7分間、懸命に習ったばかりのCPRの胸骨圧迫(心臓マッサージ)を続けたのだ。
クリントンさんはセンターラ心臓病院に搬送されて治療を受けた結果、数日後に完全に回復して退院した。医師たちはベイダさんの適切なCPRが父親の命を救ったとしている。
米国では2月が心臓病や脳卒中の予防などを目的とした啓発キャンペーン月間「アメリカン・ハート・マンス」。それもあって、ベイダさんのエピソードが改めて複数メディアで紹介され、話題になっている。