ゆりかもめは「鉄道」なのか「モノレール」なのか担当者に聞いてみた
東京オリンピック・パラリンピックの主要競技会場を結ぶ「ゆりかもめ」。新橋駅からレインボーブリッジ、お台場や有明などを走り抜ける。
さて、このゆりかもめは「鉄道」なのか、「モノレール」なのか?
「ゆりかもめは『新交通システム』です。これはゴムタイヤ式の小型軽量車両が、専用の高架軌道を自動制御によって走行する中量輸送交通機関のこと。動力は低圧の電気が使用され、床下に取り付けた電動機でゴムタイヤを駆動して走行します。また、曲線部では案内輪を使って、自動車と同じようにタイヤを曲線方向に曲げ、曲線に沿って自動的にかじ取りしながら走行します」
こう詳しく教えてくれたのは、株式会社ゆりかもめの小泉さん。鉄道でもモノレールでもない、新ジャンルの交通機関というわけだ。コンピューター制御により自動運転。車両や線路に設置されている装置でさまざまな情報をやりとりして、列車の走行や停止などが自動で行われる仕組みだ。
ちなみに、ゆりかもめの名称の由来は、ミヤコドリとも呼ばれるくちばしと脚が朱色の小形のカモメから。このゆりかもめと同じように東京港に羽ばたくイメージで愛称にしたとのこと。