オシャレで財布に優しい? 床面積10平方メートル以下「狭小賃貸」の落とし穴

公開日: 更新日:

 コロナ禍で浸透したリモートワークの影響で2拠点生活が脚光を浴び、日本でも小屋やタイニーハウスなどの狭小住宅が普及し始めている。

 単身世帯の増加で日本が“ソロ社会化”する中、狭小トレンドは衰え知らずで、YouTubeでも床面積10平方メートル以下の「狭小賃貸」で暮らす人の動画が再生数を稼いでいる。狭小賃貸というと築古アパートをイメージしがちだが、今どきはデザインもオシャレかつ機能的な上、都心でも家賃が手ごろなため人気を集めている。

「この10年で増えているのが必要以上にモノを持たないミニマリストで、寝る場所さえあれば十分と考える人にマッチしています。都心にある単身者向けマンションは賃料が月10万円以上しますが、狭小なら5万~9万円で借りられるのもポイント。今どきバス、トイレ、洗面所が1カ所に収まる3点ユニットは不人気で、それならシャワーブースとトイレ、ミニキッチンがあればいいという声も少なくありません」(経済ジャーナリスト)

 くつろぎ重視で圧迫感が気になる人からは、「ビジネスホテルに住むようなもの」と否定的な声もあがるが、物価だけ高騰し給料が上がらない中、都心で10万円以下の賃貸は合理的な選択と言えそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ