金額ベースで過去最高に!「上場廃止」企業が増加するウラ側

公開日: 更新日:

 新年早々、バブル後の最高値を更新し、にぎわいを見せている株式市場。ただその裏で、有名企業が次々と「退場」していることをご存じか。

 昨年11月にはシダックス、ベネッセHD、大正製薬HDといった名の知れた企業がMBOによる上場廃止を発表したものだ。

 MBOとは、マネジメント・バイアウトの略称で、経営陣などが自社の株式や事業部門を買収して独立することを指し、株式を非公開化する手法の一つである。「経営陣による買収」とも呼ばれている。

 2023年のMBOは件数ベースで17件、金額ベースでは1兆4000億円超となり、過去最高に達した。

 なぜいま、MBOが増加しているのだろうか。

 業績が順調な企業にとって上場はステータスであるが経営不振企業にとって上場維持は大きな負担になっている。

 東証は昨年3月、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業に改善策を開示・実施するよう要請したが、こうした株価が安い企業への圧力が強まっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ