個人投資家が今から株を買うなら…「オルカン」or「バランス」?
自分で分散するのが難しければ、新NISAに対応した運用サービスを利用する方法もある。ウェルスナビは、新NISAを利用して全自動で運用できる「おまかせNISA」を提供している。6つの質問に答えると、世界の株式、債券、金、不動産を組み合わせた運用プランを提案してくれる。手数料は年率最大1.1%。松井証券は新NISA対応の「成長投資コース」を提供。8つの質問に答えると自分に合った運用プランを提案してくれる。手数料は最大で年率0.16%。
できるだけコストを抑えて手軽に分散投資したいなら、バランスファンドを購入する方法もある。たとえば、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、新NISAの成長投資枠で購入可能。国内外の株式や債券、リートなど8つの資産に均等に投資する商品だ。信託報酬は年0.143%以内。組み入れ資産を通貨別に見ると日本円が37.3%を占め、為替リスクも抑えられる。長期運用なら幅広い分散投資が安心だろう。
(ジャーナリスト・向山勇)