急拡大リフォーム市場でトラブル…「不明瞭な金額」「工事の質のバラツキ」に不満の声

公開日: 更新日:

 首都圏の新築マンション供給戸数は最近、落ち着きが見られる。過去最多だった2000年の9万5635戸以降、減少傾向。22年は2万9569戸とここ数年は3万戸前後で推移している。

 人手不足や建築費の高騰、金融緩和の影響で新築マンション価格は上昇を続けているため、値ごろ感のある築古を含む中古を選択する層が増加。古い物件でも快適に暮らすため、購入後にリフォームや、間取りの変更を伴うリノベーションを施すケースが増えている。

 22年の住宅リフォーム市場規模は、6兆8600億円と4年連続で増加し、過去最高を更新(住宅リフォーム・紛争処理支援センター「2022年住宅リフォームの市場規模」推計)。だが、不明瞭な工事代金や工事の質のバラツキなど、トラブルも散見される。

 昨年実家のリフォームをした40代のFさんはこう話す。

「水回りや床、壁紙、給排水管などを交換しました。大手家電量販店や街の工務店など数社から相見積もりを取りましたが、工事内容はほぼ変わらないのに見積もりに100万円近い差が出ました。業者の工事レベルを知るすべもなく、決断に時間を要しましたが、必ずしも満足いく仕上がりにはなりませんでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース