“裏金作り”の次の手口が発覚! 自民党京都府連も自ら「マネーロンダリング」認める悪質さ

公開日: 更新日:

■内部文書には「府連経由でマネーロンダリングすることにあります」との記載が…

 しかも、告発した弁護士グループらが公開している2014年11月25日付の府連の内部文書には、「なお、京都府連からの支給 (交付) にすることは、府連経由でマネーロンダリングすることにあります」などと記してあり、府連側がこうした行為が「マネーロンダンリング」に該当すると認識していた可能性が高い。

 にもかかわらず、地検が不起訴処分としたことに対し、SNS上では裏金事件と同様に怒りの声が拡散されている。

《カネを配った時期は選挙。しかも、マネロンですと府連自体が認めているのに不起訴処分とは納得がいかない》

《特捜部も京都地検もそろって政治家の犯罪には甘い。国民は検察を信用しなくなる》

《この手口が合法となったら、自民党の次の裏金作りの手口になりかねない》

 告発された当時、自身のユーチューブチャンネルなどで、「政治資金の流れは収支報告書に記載されており、法にのっとって行われている」などと主張していた西田氏。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、14日に参議院で初めて開かれた政治倫理審査会(政倫審)に出席した際には「誰が還付金を受け続けることを決めたのかが問題だ。誰がやめないでくれと言ったのか、ここを明らかにすることが国民への説明責任だ」などと声を荒げ、派閥幹部の「説明責任」を求めていたが、会長を務める府連の疑惑についても「説明責任」を果たすべきではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  2. 2

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  3. 3

    日経新聞コラム「私の履歴書」で、伊藤忠の“ドン”岡藤正広会長の肝心なネタがスルーされた思惑

  4. 4

    吉村府知事が語った大阪万博の「魅力」に失笑買い話題騒然!地方局TV情報番組で売り込み発言も具体性ゼロ

  5. 5

    開幕まで2カ月も大阪万博ご難続き…入場券販売不振で“政敵”に泣きつき、海外パビリオン完成もわずか数カ国

  1. 6

    「貸金庫事件」の三菱UFJ銀行・半沢淳一頭取の全銀協会長就任にOBらが懸念

  2. 7

    ドミノ・ピザ大量閉店で見えた業界の“地殻変動”…今やライバルは、ピザハットとピザーラだけにあらず

  3. 8

    備蓄米放出でも政府はコメ価格を下げる気なし…識者が見解「相場を維持したい」思惑とは

  4. 9

    ガソリン全国最高値の長野県「石油商業組合」に独禁法違反の疑いでメス! 公取委が重い腰上げた裏に自民の弱体化か

  5. 10

    大阪万博“引き抜き人事”に労組が抗議書提出の異常事態…府職員からは「通常業務さえままらない」の悲鳴

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…