日本証券取引所グループ(JPX)は1年で株価が2倍に…快進撃は意外と知られていない?
23年からの日本株高の契機となったのは、23年3月に東証がPBR(株価純資産倍率)の低迷する上場企業に対し改善要請をしたことだ。証券取引所が上場企業に何かを要請することは異例であり、日本企業の経営改革を期待した海外勢が日本株を見直したものだ。
つまりはJPXは日本株の上昇をサポートしながら、結果として自分のところの株価もハネ上がらせたわけである。
このように東証=JPXは従来の単なる取引所運営会社から株式市場の旗振り役=司令塔に変身している。その意味で、JPXの株価は今後の日本株の動向を占うバロメーターになるとみている。注視していきたい。 (丸)