小池都知事は《「しがらみ」でがんじがらめ》? パーティーの集金力は国会議員顔負け

公開日: 更新日:

■小池知事の資金管理団体「百成会」は国会議員顔負けの集金力

「しがらみ」を嫌うのなら、「パーティーや企業、団体献金は排除します」と言えばいいのに、なぜ、歯切れが悪かったのか。小池知事もパーティーや企業、団体献金が自身にとって重要な資金源だからなのか。

 東京都選挙管理委員会が公表している政治資金収支報告書(2022年分)によると、小池知事の資金管理団体「百成会」はこの年の5月に「小池百合子と『東京の持続可能な成長を進める』勉強会」、同11月に「小池百合子と『東京の持続可能な成長を進める2.0』勉強会」という名の政治資金パーティーを都内ホテルで開催。それぞれ1920万円(373人参加)、1992万円(396人参加)の収入があり、インテリア大手「ニトリ」が150万円、東京都医師政治連盟が100万円などを支払っていた。

「百成会」は新型コロナの影響でパーティーが開けない年もあったものの、2019年のパーティー収入は約4500万円もあったから、国会議員顔負けの集金力だろう。これでは「裏金自民」との政治姿勢の違いを打ち出すために、「パーティーや企業、団体献金は排除します」と断言しないのも合点がいく。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース