裏金自民はやっぱり反省ゼロ? 総裁選めぐり《安倍派幹部》がXでトレンド入りのワケ

公開日: 更新日:

《安倍派幹部》――。X(旧ツイッター)で26日、こんな言葉がトレンド入りした。

 9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選をめぐり、総裁候補として取り沙汰されている国会議員の名前の中に元安倍派(清和政策研究会)幹部がおらず、西村康稔前経済産業相(61)と下村博文元政調会長(70)の地元関係者から「(裏金)事件さえなければ本命だった」といった声が出ている、などと共同通信社が報じたためだ。

 西村氏といえば、2023年4月に放送されたBSテレ東の番組で、「日本の将来のため、リーダーとしてやらなければならないという気持ちは強く持っている。ふさわしいと言われるように結果を出したい」と次期総裁就任に強い意欲を示していた。一方の下村氏も、政調会長を務めていた前回総裁選(2021年9月)に一時、出馬する動きを見せていたことで知られる。

 だが西村、下村両氏ともに今回の総裁選は出馬どころか投票権すらない。派閥の政治資金パーティーの裏金事件で、揃って1年の党員資格停止処分となったためだ。このため、地元関係者から恨み節が漏れているのだろうが、トレンド入りしたのは好意的な受け止めではなく、批判的な投稿が圧倒的だ。

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