イー・ロジット 角井亮一会長(1)スタッフの働き方と事業の成立は子どもの時に知った

公開日: 更新日:

「お客さまのことを考えたら、やってあげたいことがたくさんある。それをかなえていくのが仕事だし、顧客から感謝されてこそ売り上げが立ち、利益が出るのだと思います」

 仕事の神髄は他者への貢献と、そこから生まれる感謝であると言い切るのは、EC専門の物流代行業を手がける「イー・ロジット」創業者の角井亮一(55)だ。

 同社が提供するのは、インターネット通販を通じて物を売りたい企業のかゆいところに手が届くサービス。「物流」と名のつく事業だが、単に物を倉庫で保管・発送するだけではなく、預かった商品の撮影から採寸、ECサイトに掲載する原稿の作成、システム構築、受注処理、カスタマー業務の代行、ギフト対応まで、幅広い業務を担っている。

 現在、この分野では国内トップシェアを誇り、創立21年の2021年には、東証スタンダードへの上場も果たしている。

 角井がこの事業形態を着想した原点は、幼少期にある。1973年。角井がまだ5歳の子どもだった頃、父親が「光輝物流」という会社を立ち上げた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…