タイミー 小川嶺代表(1)新しい働き方「スポットワーク」のトップランナー

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 タイミーは、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスポットワークサービスを展開するベンチャーだ。

 1日、または数時間という単発の仕事であるため、ワーカーにとってはスキマ時間を有効に使え、事業者にとっては人手が必要なときだけ働いてもらえるという融通性が支持されている。

 小川(27)には、大学2年生のときにアパレル系事業で起業したが、うまくいかなかったという苦い経験がある。

 事業資金の一部を両親に借りていたため、返済のためにファストフードやカフェ、倉庫などで掛け持ちのアルバイトに明け暮れた。

 そんな中、老夫婦が経営するコンビニにも1日だけ働きに行ったことがある。その店はどう見ても、人手が足りていなかった。

「もし、僕がいなかったら、どうやってお店を回すつもりだったんですか」と、小川はオーナーに何げなく聞いてみた。

「小川君が来なかったら、自分で18時間働いてお店を回すだけだよ。だから、本当に助かった。ありがとう」

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