動画投稿サイト「FC2」創業者 9年もの「海外逃亡生活」から帰国した理由と逮捕の決め手

公開日: 更新日:

 帰国情報をキャッチしてから、わずか3時間のスピード逮捕だった。

 国際手配中だったインターネット動画投稿サイト「FC2」創業者の高橋理洋容疑者(51)が7日、韓国から関西空港入り。事前に情報を入手していた京都府警が、その場で身柄を確保した。

 国際手配から9年に及ぶ「逃亡生活」にピリオドを打つ執念の逮捕劇はこうだ。

 7日午後8時20分、金浦空港発の航空機が関空に到着。入国審査を終え、10年ぶりに日本の地を踏んだ高橋容疑者を待ち受けていたのは大阪府警関西空港署の警官だった。3時間前の午後5時20分、京都府警に入国情報が入り、大阪府警に協力要請。高橋容疑者は関空署へ任意同行を求められ、駆け付けた京都府警の捜査員に身柄を引き渡された。

 逮捕容疑は2013年6月、大阪市内で仲間と共謀してFC2が管理するサーバーコンピューターにわいせつ動画を送信し、不特定多数が閲覧できるようにしたというもの。当時、高橋容疑者は海外にいたことから、京都府警は15年、入国時に身柄を押さえられるよう「国際海空港手配」の手続きを行い、以降、逮捕状の更新を16回続けていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇