新NISA2年目突入…安定運用で注目「オルタナティブ投資」個人向け投信でリスク分散とバイリターン

公開日: 更新日:

 新NISAも2年目に入り、資産配分を見直そうと考えている人も多いのではないだろうか。とくにオルカン(オール・カントリー)やS&P500を中心にしている人は米国株式に資産が集中しすぎてしまう。今年は第2次トランプ政権の発足で相場の乱高下も予測される。安定的な運用を目指すために、何を組み合わせればいいか。

 オルタナティブ投資が選択肢のひとつになりそうだ。オルタナティブには「代替の」という意味がある。株式や債券など伝統的な投資対象とは異なる対象へ投資することをオルタナティブ投資という。その代表はプライベートエクイティー(PE=未公開株)、ヘッジファンド、商品ファンドなど。これらは、株式や債券と値動きが異なり、相関性が低いことから、一部の資産をオルタナティブ投資に回せば、リスク分散効果が期待できる。

 同時に高いリターンを狙えることから、機関投資家や年金基金、富裕層の運用手段として利用が広がっている。2023年までの10年間で運用資産残高は約2.5倍に増えているという。

 これまでは、投資単位が大きい、換金がしにくいなどの理由で個人投資家には利用が難しかったが、最近では個人投資家向け投資信託の販売も始まっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ