大本営に見捨てられ最初の玉砕を命じられたアッツ島の戦い
太平洋戦争での軍事指導者の責任は、戦争を自らの栄達や充足感のために利用したことであった。戦闘で犠牲になるのは兵士たちだった。「戦陣訓」で捕虜になるな、家門の恥だ、と言って退路を断ち、食料の補給もせずに孤立させ、そして玉砕を迫る、あるいは餓死に追いやる。あの時代に戦争は仕方なかっ…
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