友人である孫文の見舞い書簡に犬養毅は返事を出さなかった

大正末期の日本人にはさまざまな生き方があった。いわば歴史と触れ合って生きる人たちである。ほんの一端だが、彼らの姿も語っておくことにしたい。
大正12(1923)年9月1日の関東大震災から、日本の歴史で2つの戦いが密かに続いたと言えるだろう。ひとつは覇道を求める動き。もう…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り741文字/全文882文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】