デモのエネルギーで経済大国になれると読んだ首相秘書

新安保反対というより、反岸首相といった流れのデモ隊が国会を幾重にも囲む状況を、いわゆる体制派の人たちはどう見ていただろうか。自民党の有力者で、岸首相の辞任後に首相の座に就いた池田勇人の秘書だった伊藤昌哉は、昭和50年代に入ってこう述懐した。
「連日、国会を取り巻くデモ隊を…
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