保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「君は政治団体や思想団体に属していないね。それでインタビューに応じることにしたのさ」

公開日: 更新日:
第15回日本寮歌祭が開催され、寮歌を歌う陸軍士官学校の出身者ら(1975=昭和50=年10月25日、東京都千代田区の日本武道館)/(C)共同通信社

 昭和40年代の終わりから50年代の初めといえば、太平洋戦争が終わってからまだ30年ほどである。戦争体験者の方がまだ多かったのではないだろうか。とはいえ私は旧軍人に特別に知り合いはいなかった。それどころか、旧軍人に会って取材したこともない。そこで軍人たちの集まりである偕行社に出か…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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