木村弥生前江東区長を在宅起訴へ…元区議に現金100万円提供、買収の疑い
東京都江東区長選をめぐる事件で、木村弥生前区長が陣営幹部だった元区議に対し、現金100万円を選挙後に提供したことがわかり、東京地検特捜部は、木村氏を公職選挙法違反(買収)の罪で17日にも在宅起訴する方針を固めた。17日朝、複数のメディアが報じた。
元区議に対しては、同法違反容疑ですでに逮捕された衆院議員の柿沢未途容疑者も約80万円を提供したとされる。特捜部は、木村氏が提供した現金には柿沢容疑者と同様に区長選の買収の趣旨が含まれると判断したという。選挙中に有料ネット広告を掲載した同法違反の罪でも木村氏を起訴するとみられる。
特捜部は昨年12月28日、木村氏を当選させる目的で元区議や区議らに計約200万円を提供したなどの容疑で柿沢容疑者を秘書4人とともに逮捕。5人とも当初は容疑を否認していたが今月に入り、いずれも一転して認めた。勾留期限の17日にも柿沢容疑者を同法違反の罪で起訴する。