世耕氏キックバック「秘書任せ」では終わらない…国会での政治資金めぐる“ド正論”がブーメラン

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「秘書に任せきりにしていた。秘書が私に報告しないまま、政治資金収支報告書の簿外で管理していた還付金について、把握することができなかった」

 自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、19日、党本部で開いた会見で、こう釈明したのは最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)の世耕弘成前参院幹事長(61)だった。

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 世耕氏は、派閥から自身へのキックバックが2018年からの5年間で総額1542万円だったと明らかにしたうえで、「検察の徹底捜査の結果、法と証拠に基づいて起訴されなかった。法的な責任には区切りがついた」と語っていた。

「秘書に任せきりにしていた」と弁明した世耕氏だが、過去に自身のX(旧ツイッター)で、立憲民主党の小沢一郎氏(81)の政治資金を巡る「陸山会事件」に触れた際、《担当秘書にひとつひとつ質問しながらじっくりと確認した上で書類を提出していることが、むなしくなってきます》などと投稿していたことが判明。ネット上では、《秘書にひとつひとつ質問していたのでは》《秘書に責任押し付けか》などと“大ブーメラン”状態となった。

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