世耕氏キックバック「秘書任せ」では終わらない…国会での政治資金めぐる“ド正論”がブーメラン
■政治資金問題について「本質を見極めること」が重要と指摘
国会議員に内緒のまま秘書が独断でカネを簿外処理するとは考えにくく、その意味も理由も不明だが、世耕氏のブーメラン発言はこれだけではない。ザル法と呼ばれる政治資金規正法についても、2010年3月19日の参院総務委員会でこう言っていたのだ。
「私はここで申し上げたいのは、今まで事件が起こるたびに政治資金規正法を変えて強化をしてきましたけれども、私はここの規制の強化の仕方が間違ってきたんじゃないかというふうに思っています。起こっている事件の本当の原因、何が原因なのかということをきちっと本質を見極めて、その部分を再発をさせないために適切な規制強化をやるということを今までやってこなかった」
「プラン・ドゥー・チェック・アクションのサイクルが回っていなくて全くお門違いのところで規制をただただ厳しくしていたから、私は本質的にこの政治と金の問題というのは後を絶たないのではないかというふうに思っています」
さらに世耕氏は「餅代」や「氷代」といった名前で配られるカネの在り方についても、持論を展開。