大野泰正氏は「虚偽記載」容疑否認で在宅起訴…世襲4代目議員“ひっそり会見”のデタラメ

公開日: 更新日:

 自民党の裏金疑獄をめぐる東京地検特捜部の捜査は19日で一区切り。政治資金規正法違反(虚偽記載)の容疑で最大派閥の安倍派の会計責任者と第5派閥の二階派の元会計責任者が在宅起訴、総裁派閥の岸田派の元会計責任者は略式起訴された。議員側で立件されたのは、安倍派の政治資金パーティーをめぐって4000万円超のキックバックを受け取っていた谷川弥一衆院議員(長崎3区)と、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)。証拠隠滅の指示が判明して逮捕された池田佳隆衆院議員は勾留期限の26日までに起訴される見通しだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

 池田議員は逮捕とほぼ同時に党から除名されたが、谷川議員と大野議員は離党届を受理された。高齢の谷川議員は容疑を認めたため略式起訴にとどまり、来週にも議員辞職する運びだ。一方、否認する大野議員は在宅起訴された。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高額療養費問題が参院選を直撃か…自民が噴出「立憲の凍結案のまざるを得ない」に透ける保身

  2. 2

    維新・吉村代表の“擁護”が大炎上…兵庫県議の立花孝志氏への情報提供「思いは分かる」発言のトンチンカン

  3. 3

    鈴木馨祐法相は「辞任」秒読み…全職員への「月餅」配布を止めなかった法務官僚のプチクーデター?

  4. 4

    石丸伸二氏は公選法違反疑惑に「業界の慣習」持ち出し自信マンマン会見…“ポンコツ釈明”は常人には理解不能

  5. 5

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  1. 6

    玉木雄一郎代表が焦りこじらせご乱心? 国民民主党「不要論」加速でSNSに“噛みつき”投稿

  2. 7

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出

  3. 8

    「政治屋集団」「政治塾」「政党商法」? 石丸伸二氏「再生の道」に1100人超えの応募者が殺到したワケ

  4. 9

    これぞ下劣な維新クオリティー…百条委メンバーの兵庫県議2人が「誹謗中傷」に関与も「除名にあたらない」と幹事長

  5. 10

    裏金のキーマンが聴取で暴露しジタバタ…旧安倍派4幹部は内ゲバの様相、醜悪すぎる責任なすり合い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  3. 3

    「65歳からは、お金の心配をやめなさい」荻原博子著

  4. 4

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 5

    タモリが「歌う日露戦争」と評した圧巻の紅白歌合戦パフォーマンス

  1. 6

    高額療養費問題が参院選を直撃か…自民が噴出「立憲の凍結案のまざるを得ない」に透ける保身

  2. 7

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  3. 8

    西武・西口監督が明かす「歴史的貧打線」の原因、チーム再建、意気込み、期待

  4. 9

    松本若菜に「小芝風花の二の舞い」の声も…フジテレビ“2作連続主演”で休めない“稼ぎ頭”のジレンマ

  5. 10

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉