宏池会解散で自民党激震!「岸田の乱」は墓穴か乾坤一擲か…麻生派と茂木派は青天の霹靂
自民党の派閥裏金事件を受けて、18日夜に突然、宏池会(岸田派)の解散に言及した岸田首相。それから1日で永田町の風景は一変だ。
岸田首相がなぜか半笑いで「宏池会解散」を表明したことは、党内に衝撃を与えた。多くの自民党議員にとって寝耳に水だったからだ。各派閥は対応に大わらわ。結局、19日に東京地検特捜部が安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らを起訴し、岸田派に続いて安倍派と二階派も解散を決めた。
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岸田首相にしてみれば“してやったり”で、党内では「乾坤一擲の大勝負」とも「岸田の乱」とも言われている。
「総理になっても派閥会長にとどまり続けたほど宏池会に愛着がある“派閥大好き人間”の岸田さんが、自ら率先して派閥解散を表明するとは誰も想像していなかったので、岸田派と同様に立件された安倍派、二階派に対して相当なプレッシャーになりました。派閥がなくなれば、カネと人事が党に一元化され、総裁の力が強まる。派閥崩壊で“岸田1強”時代が始まるのかもしれない。ただ、派閥解散に関しては、これまで総理が重要局面で必ず相談してきた麻生副総裁と茂木幹事長にも事前相談がなかったそうで、『派閥は必要』という立場の麻生さんはスタンドプレーに怒っているそうです」(安倍派関係者)