3.29予算成立で岸田首相が解散画策か…政治刷新vs裏金・派閥“色分け総選挙”に安倍派が悲鳴
永田町では、4月の衆院3補選に合わせた衆院解散・総選挙の臆測が急速に広がっている。
4日の参院予算委員会では、立憲民主党の辻元清美代表代行が「4月、イチかバチかの“裏金解散”、考えているんじゃないですか」と岸田首相に問う場面もあった。
岸田首相は「まったく考えておりません」と答えたが、この答弁について見解を聞かれた自民党の森山総務会長は、5日の会見で「きのうは、そうだったのだと思います。きのうまでは、です」と意味深な発言。4月解散の可能性については「総理でないと分からない」とケムに巻き、否定はしなかった。やはり岸田首相は、やる気なのか。
「総理周辺は『やるなら赤組・白組選挙になる』と言っていました。党内を政治刷新派と裏金・派閥の守旧派に色分けして、政治改革で信を問うというのです。総理は説明責任を果たそうとしない安倍派にも、党の危機にまったく動かない茂木幹事長にも怒り心頭で、選挙で叩き落とすつもりです。小泉郵政選挙の手法で、自民党内の争いに注目が集まれば、野党は埋没し、低支持率でも勝てるという計算があります」(官邸事情通)