自民・二階元幹事長“先手必勝”の不出馬表明に飛び交う怪情報…世耕潰しか、岸田降ろしか?
ただでさえ二階氏は、3年前の自民党総裁選時のことで岸田首相に恨みがある。出馬表明会見で「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期まで」と岸田首相に狙い撃ちされ、幹事長を引きずり降ろされたからだ。
このまま岸田首相に処分されるぐらいなら、「先手必勝」で不出馬宣言したわけだが、二階氏の狙いについて、さっそく永田町では、怪情報が飛び交っている。
「二階さんにとって、最大の懸念は自身の和歌山の選挙地盤だった。敵対する世耕さん(前参院幹事長)が衆院への鞍替えに意欲を見せ、二階さんの選挙区を奪いにきているからです。安倍派幹部の世耕さんは今回、厳しい処分となりそう。岸田首相は二階さんに、世耕さんの鞍替えはないと確約し、バーターが成立したのではないか。さらには二階さんの息子への世襲も、岸田さんが了承した可能性もある」(自民党中堅)
■岸田首相に復讐か
一方、岸田首相に対する二階氏の恨みは、消えるどころか増幅され「復讐に出る」という見方もある。