裏金離党処分の世耕弘成氏に自民は“刺客”立てず?《党内処分も「なんちゃって」》の声
《政治資金規正法の改正案も「なんちゃって」。連座制も「なんちゃって」。おまけに党内処分も「なんちゃって」。もう解党しかないやろ!》
《これは偽装離党だろ》
SNS上では批判の声ばかりが目立つ。自民党の森山裕総務会長(79)が11日、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で「離党勧告」処分となった世耕弘成前参院幹事長(61=和歌山選挙区)について、来年の参院選で党として対抗馬擁立を見送るべきとの考えを示した――などと報じられたためだ。
安倍派(清和政策研究会)の「5人衆」だった世耕氏は、派閥から受けた政治資金パーティー収入のキックバック総額が、2018年からの5年間で計1542万円だったことが判明。政治倫理審査会(政倫審)に出席したものの、約20年に渡って常習的に続いてきた裏金について知らぬ存ぜぬを繰り返すなど、真相解明に至るのは程遠い弁明に終始し、その後、自民党から離党処分されたことから、次の参院選では党公認を得られない見通しに。
常識的に考えれば、同党は仮に世耕氏が出馬しても当然、郵政民営化を巡る衆院選のように選挙区には“刺客”を送る展開となるだろう。