昭和天皇の「聖断」を読み解く

いわゆる昭和天皇の「聖断」とは、「私の意見というのは、外務大臣の申していることに同意である」との一言である。重要なことは、「私の意見は」とか「私はかく思う」と言った言い方ではなく、外務大臣の意見に賛成である、との言い方をしたことである。この言い方の中に微妙な立場の使い分けや当時…
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