岸田首相が“自画自賛”首脳外交に《誰でもできる》の痛烈批判…庶民には「不出馬=落第」なのに

公開日: 更新日:

「私の内閣で進めてきた政策を引き継ぎ、それを発展させていくことができる方は誰なのか。各候補者をしっかり注視していきたいと思っています」

「自分のような首脳外交をできる人がどれほどいるのか」

 27日投開票の自民党総裁選を巡り、退任する現総裁の岸田文雄首相(67)が外遊先の米国から日本に向かう際の囲み会見でこう発言したと報じられ、SNS上で《私の内閣で進めてきた政策って何?》《自分のような首脳外交とは?》《自画自賛できるのか》などと冷ややかな声が出ている。

 無理もないだろう。中小事業者の反対の声を押し切って始めたインボイス制度、煩雑な手続きが増えて悲鳴が出た定額減税の給与明細明記、後手後手に回った物価高対策、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)の問題や裏金事件の真相解明……など、この約3年間、岸田政権は批判の声が絶えなかったからだ。

 例えば、帝国データバンクが9月初旬に岸田政権の経済関連政策の評価に関するアンケート調査(大企業240社、中小企業1684社)の結果も芳しくない。100点満点で評価すると、「50~59点」が18.7%で最も多く、「60~69点」が16.8%。平均は49.3点で、経済関連の政策を見れば「赤点ギリギリ」だったということ。とてもじゃないが、自慢できる政策とは言えないだろう。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  2. 2

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  3. 3

    ウヤムヤな兵庫県知事が抱える闇…熊谷俊人・千葉県知事は対照的に、立花孝志氏の2馬力選挙を「迷惑」と断じる

  4. 4

    国民民主党・玉木雄一郎代表「外国人は数万円で1.6億円の治療」は“排外主義”煽るミスリード

  5. 5

    【独自】自民裏金のキーマンは参考人聴取で“暴露”の可能性…戦々恐々の旧安倍派幹部が本紙に重大証言

  1. 6

    「立憲うるさい!」安住衆院予算委員長が身内を“ガチ叱責”…ヤジをスルーし続けた自民出身委員長とは大違い

  2. 7

    スキャンダラスな下半身ネタに味を占め、選挙ではSNSで「下の層」を取り込む

  3. 8

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  4. 9

    「虚像の天才・立花孝志」の創造主 ホリエモンとの“本当の関係”

  5. 10

    【独自】自民・甘利明氏の後継候補は「34歳の元維新女性」か? “色ボケ説”尻目に擁立模索し地元行脚

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…