石破新総裁は「タイガーマスク」になれるのか…早くも人事で高市氏は総務会長を固辞の前途多難

公開日: 更新日:

 史上最多の9人が立候補した総裁選を振り返っても、各候補ともバラ色の美辞麗句ばかり並べ立てていたが、聞いた国民は「政権与党なのだから総裁選後ではなく今、やれ」「今までなぜ、やらなかった」「野党が強く訴えていた政策だろ」といった疑問を抱いたはずだ。

■裏金反社議員らに取り込まれたら石破氏の政治生命は終わる

 石破氏は総裁選出馬にあたり、地方創生を「日本経済の起爆剤」と位置づけて対策を講じること、災害への備えを強化するための「防災省」を創設することを掲げていたが、国民がそれ以上に注目したのは次の部分だろう。

 <政治資金をチェックする第三者機関を立ち上げる><旧文書通信交通滞在費(現調査研究広報滞在費)の公開基準を早期に策定する><政党交付金の使途などを明確化することを義務づける「政党法」を制定する>

 SNS上では、この石破氏の“公約”に期待する声とともに懸念もみられる。

《これが実現できたらすごい。だが、カネと欲にまみれた安倍、二階、麻生のマフィア一家を押しのけ、石破新総裁がどこまで跳ね返せるか》

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

  2. 2

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  3. 3

    進次郎陣営「大臣手形」乱発で“寝返り画策”か? 党員票は石破&高市の半分で危うし決戦投票

  4. 4

    石破茂vs高市早苗「最終決戦」の行方…総裁選あす投開票“三つ巴の争い”も進次郎は脱落ムード

  5. 5

    連戦連敗の維新が府議補選でも敗北…立憲民主を「叩き潰す」から次期衆院選“自滅”へ一直線

  1. 6

    立憲民主党「新体制」に入り交じる期待と不満…危うい小川淳也に「なぜ君は幹事長なのか」

  2. 7

    立憲・小沢グループに激震!党人事で「また煮え湯か」と疑心暗鬼…事実上の選対トップ案も具体化なし

  3. 8

    総裁選いよいよ最終盤、蠢くキングメーカーたちの思惑…自民議員は彼らを一掃できるのか?

  4. 9

    維新はW選に戦々恐々…兵庫県「出直し知事選」で問われる“製造責任”、衆院比例票は消滅危機も

  5. 10

    麻生太郎キングメーカー残留狙いで「石破茂に乗る日」…次の総理総裁が「進次郎なら亡命」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日「立浪退任」&西武「松井休業」で露呈…プロ野球監督人事「ビジョンなきスター頼みの危うさ」

  2. 2

    日本で時代劇がオワコン化した「3つの理由」…故・松方弘樹が時代考証までやっていた

  3. 3

    巨人阿部監督の《大した肝っ玉》…大一番で不振の山﨑伊織を“あえて投入”は《原前監督ならしない》

  4. 4

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  5. 5

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  1. 6

    巨人阿部監督が就任1年目V目前だから…「2人だけの秘密」明かします【巨人元バッテリーコーチ秦真司氏が証言】

  2. 7

    愛娘の元彼・羽賀を“希代のワル”と見抜いた梅宮辰夫の慧眼

  3. 8

    中日「ポスト立浪」に《古参OB》の名前が浮上!「チームをもっとも把握」との評判も

  4. 9

    袴田巌さんの「再審無罪判決」で傍聴マニアがザワついた検事の名前と陸山会事件

  5. 10

    永瀬廉と佐久間大介が高評価なのに…相葉雅紀が本格進出した声優業でダメ出しされるワケ