近代史の天皇から現代史の天皇へ

全国巡幸の総括のようになるのだが、この試みは近代史が現代史に移行していく象徴的な意味を持った。近代史の最終段階(それはとりも直さず太平洋戦争の段階を指すのだが)では、現人神の段階にまで高められるのだが、戦争そのものへの自信もなく、ただ戦い続ける象徴にされていたことを物語るのであ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り989文字/全文1,130文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】