“生みの親”橋下徹氏も《解散やろ》と三行半…偽情報・怪文書が飛び交った兵庫県知事選で維新議員の関与相次ぐ
立花氏は当時の発言の根拠について「秘密の文書」を挙げ、百条委副委員長だった維新の岸口実県議(60)から情報提供を受けたと明言。当初は関与を否定していた岸口氏だったが、知事選最中に立花氏と面会したことを認め、さらに「自分が文書を手渡したと言われても反論のしようがない」と明かしたという。
これは仰天の事実ではないか。よりによって知事のパワハラ疑惑を調べている百条委の「ナンバー2」が、真偽不明の情報を「2馬力選挙」を掲げて知事を支援する人物に提供していたのだ。警察が暴力団を捜査するフリをして内部資料を組員に手渡しているようなもので、その情報が相手にどう利用され、名指しされた人物がどのような影響を受けるのか。選挙結果をどう左右するのかを考えなかったのだろうか。
■維新議員はそろって辞職が当然ではないか
一方、増山氏は19日夜のユーチューブ番組で、「(2024年)10月25日の片山(安孝)元副知事のご発言を録音して、立花氏に渡したのは私です」と苦笑いしつつ告白。「隠し立てするつもりはなかった。文書問題の経緯というものを、自分の中でわかる限りのものはすべてメモにして残していて、事態が収束したら公表しようと思っていた」と釈明していたが、百条委の奥谷謙一委員長(39)が音声データ流出について、兵庫県警に偽計業務妨害容疑で被害届を出す意向を明らかにしていることを踏まえ、「偽計業務妨害に当たるかどうかは法律の知識として持ち合わせていない」などと語っていた。