デヴィ夫人「12平和党」設立会見を覗き込んでいた意外な参院選候補
デヴィ夫人が犬猫愛護の新党「12(ワンニャン)平和党」を立ち上げ、自らも今夏の参院選の比例候補として出馬──。
2月12日、国会近くのホテルで行われた設立記者会見には多くのマスコミ関係者が詰めかけたが、入り口付近で会見場をのぞき込んでいたのは、ある国会議員だった。
「なんで立憲民主の牧山弘恵(参院議員)がデヴィ夫人の会見に顔を出しているのか。別の記者が声をかけましたが、無言のまま、逃げるようにその場から離れていきましたよ」
その場に居合わせたフリーの記者はこう言って牧山の挙動をいぶかしがる。
もっとも、牧山が記者会見場に足を運んだのには、それなりの理由があった。
牧山は今夏の参院選(神奈川選挙区=定数4)の改選議員だが、立憲民主党は神奈川でもう一人、現職の水野素子の擁立を決めている。
しかしながら、国民民主党に政党支持率で追い越されてしまい、9日投開票だった地元の横浜市議補選では立憲の候補が国民民主党にダブルスコア以上の、共産党にも大差をつけられ惨敗を喫したのだ。このまま参院選に突っ込めば、牧山、水野の共倒れも避けられない。