江戸前老舗寿司店「都寿司」5代目店主のナンパ手口と性癖 服の中に手を入れ…DNA鑑定で10年前の犯行も発覚
11年越しの逮捕の「決め手」は、被害女性から採取されたDNAだった。
2014年6月、東京都中央区の路上で面識のない当時30代の女性にわいせつな行為をしようとしたとして、日本橋の老舗寿司店「都寿司」の5代目店主で会社役員の山縣秀彰被告(38)が16日、強姦未遂容疑で警視庁久松署に再逮捕された。山縣被告は今年6月、別の面識のない20代女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交の疑いで逮捕、起訴されている。
「最初の逮捕の1カ月前の5月10日深夜、山縣被告は営業終了後、別の店で酒を飲んでいたが、女性と一緒に飲みたくなり、店を出て路上で好みの女性を物色。通りがかった女性に『一杯どう?』と声を掛け、ナンパした。ところが女性に断られたため、その場で無理やり体を触るなど、わいせつな行為をしたのです」(捜査事情通)
捜査の過程で警察が山縣被告のDNA型を鑑定したところ、10年前の強姦未遂事件にも関与していたことが判明した。
14年6月27日午前0時過ぎ、店の営業を終えた山縣被告は酒を飲んで自転車で中央区を走行中、歩道を歩いていた30代女性を「飲みに行かない?」とナンパした。この時も女性に相手にされなかったため、服の中に手を入れるなど、無理やりわいせつな行為に及んだ。事件発生直後、女性は110番したが、その後の捜査は難航。当時、現場の遺留品から採取していたDNA型が、山縣被告のものと一致した。