レッドソックス上原、田沢に「気合いが裏目」の気がかり
目立ち過ぎると痛い目に遭いかねない。レッドソックス投手陣を支える日本人リリーバーの上原浩治(38)と田沢純一(27)のことだ。
上原、田沢とも相手打者を打ち取るたびにマウンド上で喜びを爆発させている。田沢は凡打に仕留めた相手をにらみつけ、時には見せつけるかのようにガッツポーズまでする。上原にしても試合を締めた後は必要以上に喜び、ア・リーグチャンピオンシップ第2戦でサヨナラ勝ちした際には、優勝したかのようなハシャギっぷりだった。
折しもナ・リーグの優勝決定戦ではドジャースのキューバ人ルーキーのプイグ外野手の振る舞いが問題になっている。安打を放つたびに両手を突き上げたり、スタンドを指さしてファンの声援に応え、相手のカージナルスナインから「相手に対する敬意がない」「次の打席でぶつけられても仕方ない」などと反感を買っているのだ。
メジャーでは派手なガッツポーズをするのは、相手への敬意を欠く行為としてご法度とされる。目に余れば次の打席で故意にぶつけられることもある。
上原、田沢とも打席に立つ機会はほとんどないため、同僚の打者がぶつけられかねない。ワールドシリーズに進出すれば、試合展開によって打席に立つこともあるだけに、自分たちが報復される可能性もある。
ポストシーズンで気合が入るのは分かるが、派手なパフォーマンスは控えた方が身のためだ。