「CL出場日本人最多」でもシャルケ内田は“代表サブ”降格危機

公開日: 更新日:

 シャルケ(ドイツ)のDF内田篤人が、日本時間7日未明に行われたCLグループE組チェルシー戦に先発出場。日本人選手のCL出場最多出場記録を、20の大台に乗せた。

 ところが、プレー内容も試合結果も散々だった。序盤から相対するFWシュールレのスピードに翻弄され、持ち味の攻撃参加も数えるほど。シュートにつながるクロスを入れたのは、前半5分に右サイドからグラウンダーのパスを送り、MFドラクスラーの左ポスト外の惜しいシュートをお膳立てしたシーンだけ。あとは不得手の守備に奔走するか、マイボールを横や後ろの味方に預けるのがやっと。攻守に精彩を欠き、0―3完封負けの“戦犯”のひとりとなった。

 こうしたシャルケでのパフォーマンス低下は、「日本代表の内田」にとっても死活問題になってくる。

 ザッケローニ日本代表監督は、<コンスタントにCLに出場している日本人選手は内田だけ。その得がたい経験をフィードバックして欲しい>が口癖。 つまり、CLにレギュラーとして出場し、そこそこのプレーをしているからこそ、内田は日本代表のレギュラーとしてプレーできているということ。今後もCLでふがいないプレーが続くと、代表での評価急落に直結し、代表サブ降格の可能性も十分にある。

 端正なマスクで女性人気も高いが、ウカウカしていられない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…