八百長、インチキ…サッカーW杯ドロー抽選“何でもアリ”の歴史

公開日: 更新日:

 02年の日韓共同開催W杯。W杯未勝利の日本は「これまで開催国がグループリーグで姿を消したことはない。ついに日本が初めて汚点を残すのでは?」と懸念された。

 だからなのか、組み合わせに恵まれた。グループH組の日本はサッカー強国と対戦することなく、まずはベルギーと引き分けた後、ロシアとチュニジアに連勝してH組を1位通過。これにW杯組織委員会の面々はビックリ仰天である。

「3戦目のチュニジア戦の試合会場は大阪。組織委員会は<日本の1位通過はあり得ない。2位通過を想定。H組2位国の決勝トーナメント1回戦の会場を近隣にしよう>と神戸に設定した。それが想定外の1位通過。日本は仙台まで長距離移動を強いられ、トルコ相手に完封負けを喫してしまった」(前出の記者)

 では、どうやって組み合わせに手心を加えるか?

「抽選会はドロワーが透明のポットの中のカプセルを無作為に選ぶ方式ですが、温められたカプセルや冷やされたカプセルが仕込まれ、事前に指示されたモノを選ぶというのが定番。磁石つきの指輪をはめた女性ドロワーが、ポットの中に手を伸ばして鉄粉入りカプセルが微妙に動き、それをすかさず手にしたこともある、なんて話もあるのです」(マスコミ関係者)

 ともあれ、開催国ブラジル、優勝候補のドイツやアルゼンチンはどの国と戦うのか? オランダやポルトガルなど新たなW杯優勝国は生まれるのか? 興味津々の組み合わせ抽選会なのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…