都並敏史が見たCWC 「バイエルンは日本代表の格好のお手本」
「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ モロッコ2013」の現地解説者としてモロッコに滞在しています。
ついに欧州王者バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が登場。準決勝でアジア代表の中国・広州恒大と対戦し、 FWリベリー、FWマンジュキッチ、MFゲッツェの得点で3対0の完勝、優勝に大手をかけました。
スタジアムの放送ブースでバイエルンの戦い方を見ながら、「日本代表も見習うべき」と感じたシーンがありました。
MFクロースとMFラームは試合序盤、ボランチの位置で相手が積極的に出てくるのか? それとも守って様子を見るのか? 観察しながらプレーしました。広州恒大の戦術が「守ってカウンター」であることを確認すると、ラームは右サイドを深く進入しゴール前にクロスを送ったり、攻め入ったクロースがクロスバー直撃のシュートを放ったり、果敢に攻撃に関わるようになりました。
こうした「選手自身が試合の流れを把握し、戦況に応じてベストのプレーをこなす」という点が、日本代表に足りないところ。W杯までにしっかり強化して欲しいと思います。