ブラジルW杯C組分析 対戦国の注意点とウィークポイント
ゴールへの鋭敏な嗅覚から「ギリシャのインザーギ」と呼ばれているFWミトログル。W杯欧州予選は10試合で2得点にとどまったが、ルーマニアとのプレーオフで大ブレーク。2試合4得点のうち3ゴールを叩き込み、母国のW杯3回目出場の原動力となった。
所属オリンピアコスでも好調キープ。CLアンデルレヒト戦でハットトリックを決めるなどゴールを量産。グループC組2位に入り、チームの決勝トーナメント進出を牽引した。ミトログルの元にはイタリア、ドイツ、イングランドの名だたる強豪からオファーが届いているという。上り調子の点取り屋は要注意である。
最大の懸念材料は、W杯欧州予選フル出場の正GKカルネジスが、今季前に移籍したスペインのグラナダで第2GKに甘んじていること。試合勘に問題アリのGKが大一番でミスを連発するようなことになれば、ギリシャのC組突破に暗雲が垂れ込める。
■コロンビア CBの年齢的な衰えがアキレス腱
大黒柱FWファルカオはもちろんだが、2トップのパートナー、FWグティエレスの高い決定力は要徹底マークである。