マンUモイーズ監督の首をつないだ“冷遇”香川の奮闘プレー
2列目の左サイドに入るとFWルーニー、ウェルベックに何度も好パスを通し、マンUの攻撃は明らかに活性化した。後半13分、相手左サイドを攻め入った香川がCKを獲得。ルーニーが蹴ったボールを、CBビディッチがヘッドで先制弾を叩き込んだ。
後半22分にバイエルンMFシュバインシュタイガーに左足ボレーシュートを決められたが、バイエルン相手のドローは、マンUのモイーズ監督にとって望外の喜び以外の何モノでもない。試合後には「これでミュンヘンに行って第2レグで勝つための大きな機会をゲットした」と満足げである。
それもこれも後半からプレーした香川の奮闘に助けられた格好。先発から外し続ける無能監督に解任論が飛び交う中、活躍すればするほど「首がつながってしまう」皮肉な結果に、香川も痛しかゆしといったところか─―。