本人不調認めるもザックは信頼 日本は本田圭佑と“心中覚悟”
ベースキャンプ地のサンパウロ州イトゥ市で日本代表は11日午後4時(日本時間12日午前4時)から練習を行った。 最初に練習グラウンドに姿を現したFW大迫勇也(24)、MF清武弘嗣(24)、DF酒井宏樹(24)の3人はウオーミングアップがてら、すぐにボール回しを始めた。
続いてやって来たMF本田圭佑(27)は3人の輪の中に加わらず、一人でボールを左足先でチョン蹴りしながら、5メートルほどの距離をウオーキングで行ったり来たり。
選手全員が集まり、数人ごとにグループでボールを回し始めた。本田は一人のまま。すると同じイタリア・セリエAでプレーするDF長友佑都(27)が近づいた。現地で取材中のサッカー・ジャーナリストの六川亨氏がこう言う。
「いつもマイペースの本田ならではですが、誰も近寄っていかない状況に気を使ってか、この日も長友の方から本田に歩み寄り、2人でパス交換を始めました。全体練習が始まり、ハーフコートで11対11人が手を使ってボールをつなぎ、シュートはヘディングに限定するという練習メニューで本田は他選手よりも運動量が少なく、一度もダッシュやジャンプをしなかった。ボールに触れた回数も5回ほどでした」