ポルトガルをズタズタ…69億円男エジルがW杯で完全復調
ポルトガルに圧勝したこの日、MFエジル(25)はスペースを見つけてのチャンスメークで相手守備陣を翻弄。後半18分に交代するとスタンドから大きな拍手が湧き起こった。
ドイツは去年11月、イタリア(15日)、イングランド(19日)と相次いで親善試合を行った。ブラジルW杯を見据え、チーム力強化はもちろん、選手選考が目的だった。ヨアヒム・レーウ監督はイングランド戦には主将のDFラーム、GKノイアー、そしてエジルの3人をチームに帯同させなかった。「彼は不動のレギュラーだ。実力を試すまでもない」(レーウ監督)というのがその理由だ。
今やエジルは優勝候補・ドイツの中核。攻撃陣をコントロールする要だ。それだけに去年8月、12―13年シーズンまで所属していたレアル・マドリードからアーセナルへの突然の移籍はサッカーファンを仰天させた。
Rマドリードで中盤でボールを動かす中心的な役割を務め、11―12年シーズンはリーガ最多の17アシストを記録してRマドリードの優勝に貢献。エースFWロナウドが、最も信頼を寄せる相棒だったからだ。