コートジ戦ザック采配に選手不信感 日本代表に“空中分解”危機
屈辱的な「100秒で2失点」を喫し、崖っぷちに追いやられた日本代表。コートジボワール戦で不可解采配を見せたザッケローニ監督と選手との間に、冷たいすき間風が吹き始めているという。
ザッケローニは後半序盤、FW大久保に途中出場を告げたが、交代のタイミングを迷っているうちに立て続けにゴールを奪われ、1―2となった後半22分、ようやくピッチに送り出した。ここから指揮官は、信じられないような迷走を始めた。
1トップの大久保を左サイドに、トップ下の本田を1トップに、左サイドの香川をトップ下に変えるようにベンチ前で声を張り上げた。だが、選手たちは、指で自分の胸を指しながら「オレはどこに移ればいいの?」とけげんな顔で右往左往。
後半41分に香川に代えて投入したFW柿谷を1トップに置き、再び本田をトップ下に戻した。先発したFW大迫を加えると1トップが4人コロコロと代わり、まるで連係の取れない日本は追加点を奪うどころか、シュートもロクに打てない。終了間際には、DF吉田を相手ゴール前にベタッと張り付かせ、ロングボールを放り込む「パワープレー」を断行した。