7勝1敗…ダルにめっぽう強いア軍ナインが明かした攻略法
「なぜ、うちがダルに強いかって? 攻略法や理由が分かっても言わないよ」
日刊ゲンダイの直撃にアスレチックスのボブ・メルビン監督が不敵な笑みを浮かべながら、こう答えた。
レンジャーズ・ダルビッシュ有(27)は同じア・リーグ西地区のライバルであるアスレチックスを大の苦手にしている。12年に移籍してから、ここまで9試合に登板して1勝7敗と大きく負け越し。通算防御率4.73は5試合以上登板したチームの中では最も悪い数字だ。今季は2試合に登板して0勝1敗、防御率6.75。4月28日の登板では6安打4失点でメジャー最短となる3回3分の1でKOされた。
ダルをカモにしていることに関して「幸運にも勝てているというのが実感」と多くを語ろうとしない敵将に代わってデービス打撃コーチがこう説明する。
「彼に対しては本当に辛抱強さ、我慢が必要だ。たくさんの球種を持っているから、その中でひとつに絞り、打てる球が来るまで待つ。そうすることで結果的に球数を多く投げさせている」
「待球」がダル攻略に功を奏しているというのだが、アスレチックス打線はどの球種に的を絞っているのか。